ここの所、グアムの空に飛行機音がいつもより響きます。しかし、グアムの青い空と海の美しさは変わらず平常です。
息子が生まれて一歳過ぎの夏、グアムから息子と一緒に飛び立って、母と銀座のホテルで待ち合わせをした時の想い出を綴ります。
田舎に暮らす母の所からは、羽田まで国内線で一時間ちょっと。ここグアムからは成田まで三時間以上ですから、東京都内や成田近郊ホテルで良く待ち合わせをしていました。
無事に合流出来て、私と息子は近くのコンビニエンスストアまでお買い物。 30分も経ってなかったと思うのですが、戻ったらすごい事件が起こっていたのです。そのホテル、火災が発生したとの連絡で消防車が駆けつけており、ロビーは人だかり。ホテルの方の説明によると、6階辺りで発生して部屋には戻れません。何と、私の母がいる部屋は8階です。
私は、ショックでどうしたら良いか分からず仕舞い、待つしかありませんでした。続々と非常階段を使って降りてくるお客様。一時間以上経っても母の姿を探せません。
途方に暮れている私をよそに、二時間を過ぎた頃、満面の笑顔を含んだ母の姿を見つけました。火災はボヤで済んだようです。母曰く、ホテルの指示で第二災害を防ぐため、しばらくお部屋で様子を見るようにしていたとのコトですが、同階のカップルが泣き騒いだり、かなり騒々しかったそうです。その姿を見た母は、いつもの度胸よりもっと度胸が据わったようです。『なだめたり、色々面白かったよ。』私、何それ!こっちの身にもなってよ!母らしいです(笑)。
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