自分の引き出しを大きくする

『時間を見方につける』というこの言葉、私の大好きなブロガーさんの記事を読んで知った言葉で、今の私の心に大きく響く言葉です。

私が長年住み慣れたグアム暮らしを離れて、いったん日本に戻ろうと思ったきっかけは、年老いて一人で暮らしている母が心配になったからです。私は一人っ子で、母曰く、おとなしくて手間のかかならない娘で育ったそうです。そのおとなしい娘が、田舎を離れて東京の大学に行ってからは、故郷に戻ることなんて考えもせず、突っ走るなんて思ってもいなかったでしょう。そして、その娘が海外で暮らすコトになるなんて。

WDM2016 - 5 033

アメリカ国籍の父親の血を半分受け継ぐ私の子供たちには、私の母、日本にいるおばあちゃんの存在を覚えていて欲しい、それは私自身が母になった時に強く思った願いでした。赤ちゃんの頃から毎年一回必ず、東京もしくは成田にあるホテルで待ち合わせして、十数年以上、一緒にバケーションを楽しみました。当たり前のようなことなのですが、私は祖父母と過ごした記憶が実はとても薄かったのです。

この毎年のイベントがずうっと続けば、違ったかもしれないのですが、私のライフにも変化が訪れます、家族で一緒に旅するコトが続けられなくなりました。母にとっては、既に小学校での教員生活も定年退職していましたので、この家族旅行が何よりの支えだったと思います。ここからは、かん吉さんのブログより引用させていただきます。

” 我々団塊ジュニア世代は、100年人生と言われています。これまで生きてきた時間よりも長い人生が、まだ待っているのです。

これだけ長い人生だと、継続が大きな力になります。積み重ねてきたものが、長い時間効力を発揮するからです。

例えばスポーツ。マラソンや水泳、ゴルフといった比較的歳をとってからも続けられるスポーツを、体が上手く動く年齢から習熟しておけば、長い人生を楽しくスポーツできます。体の健康を維持できます。

しかし、運動習慣がない人は、歳をとるとますます運動をしなくなります。筋力が衰えて、ケガをしやすくなり、体が衰えていきます。70歳になったとき、若々しい人もいれば、老衰しきった人もいるでしょう。時間を味方につけるのとつけないのとでは、差がドンドン開いてしまいます。

これからは、手数をかけてチャレンジを増やして、自分の引き出しを大きくして数も増やしていくことで、10年、20年先に大きな差になっていると感じます。” BARATEEな人/かん吉

WDM2016 - 5 028

私の母と改めて暮らしてみてわかったコト、日本は社会福祉国家なので、アメリカよりかなり恵まれています。実際、役所の福祉課を訪れてたくさんのアドバイスをいただきました。現在の母は、日本介護保険制度のおかげで、毎日ヘルパーさんに暮らしを見守られています。されど、体力とともに気力がかなり衰えました。私自身、若くはありませんので、これは私自身の課題でもあります。

誰しもが通る道ですが、自分の引き出し大きく増やして歩き続けたいと思います。

コメント

  1. “自分の引き出しを大きくする” -何事も経験ですよね。嫌いで嫌いで仕方なかった運動、去年ダイエットに大成功してから、今では自分でお金を払ってまでジムに通うなんてこと、昔の私からしてみたらありえない。
    無駄だと思っていた経験も、今となっては活かせていること多々あるし。
    いつまでも感覚を研ぎ澄ませて、心やさしく素敵な女性でありたいなぁと思う今日この頃です。
    コメント一番乗りですかね?また、お食事しましょうね!