アメリカ医療保険の世界 ③

今日はアメリカ医療保険の世界、続編を綴りたいと思います。

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アメリカ医療保険の世界②でお話しした、プロバイダーがネットワークに加盟しているか否かが、大きなポイントになるということ覚えていらっしゃるでしょうか。これから、さらに保険プランの内容に進みます。

 

雇用主から、もしくは個人で保険を購入するとして、どのような保険プランであるかを知る必要があります。民間保険会社は、各種の保険プランを提供しています。ここでは一般的な2つをご紹介します。

 

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その一つが、PPO(Prefered Provider Organization)と呼ばれます。保険加入者の負担を軽減するために、出来たのがこのプランです。ネットワーク内に通院する場合、Co-Payコーペイ(約$10から$25程度)の定期料金で通うコトが出来ます。このCo-Payは毎通院時に支払う金額です。Co-Payの金額はその契約しているプラン内容により異なります。このPPOプランは、ネットワーク外を利用するコトも可能ですが、一般的に先ずは全額負担となります。また、ネットワーク外の場合、ディスカウントが適用にならないコトだけではなく、計算方法がまた異なります。これについては改めてご説明します。

 

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そして、もう一つがHMO(Health Maintenance Organization)と呼ばれるプランです。保険加入者は、保険会社の提示するリストから主治医を選択しなければなりません。この主治医は、Primary Care Physicianと呼ばれています。専門医にかかる場合、この主治医の紹介が必要です。保険加入者にとっては、好きなドクターを選択するコトは認められていませんので、利便性には欠けてしまいますが、医療費を制限出来るコトから、比較的割安な保険料で加入出来るという利点もあります。

 

結論的に言ってしまうと、民間医療保険会社は、医療費総額抑制のため各種の保険プランを提供しているのです。ですので、どういった保険プランの内容なのか知った上で、保険を利用する必要があります。

 

 

ここまでくると、複雑な様子が見えて来たでしょうか。私自身、仕事としてお客様へ説明出来るまで半年かかりました。全米のそれぞれの担当者が集まるミーティングで『保険業界でプロとして活躍出来るまでには最低でも2年みないとね、頑張ってください。』と、さらっと言われてしまいました。半年経って一年になった時でしたが、ひよっこですねと言われた気がしました。その通りです()

 

 

また少しづつ更新しますが、これは違うぞとか、ご質問がありましたらコメントをお送りください。訂正させて頂きます。また、私が出来る範囲でお答えしたいと思います。

 

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