米国で暮らす、リタイアする場所としてのメリット・デメリット

およそ20年前、私の母は60歳で長い教員生活から定年退職しました。その頃から、グアムで一緒に暮らせないものか?と言うようになりました。気持ちは良く分かりました。されど、日本に近くてもここはアメリカ。恵まれた日本の生活に慣れた母が、アメリカ暮らしに順応出来るとはとても思えない🤔。

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家族を呼び寄せるためには、私がアメリカ市民権を取得しなければなりません(日本国籍から離脱・喪失)。費用も時間も当然かかります。💦



一番心配したのが医療保険。 アメリカ政府が提供している医療保険はMedicare(メディケア) とMedicaid(メディケイド)。日本のような国民健康保険はありません😢。


【Medicare(メディケア) 】
65歳以上の高齢者を対象にした医療保険制度です。申請資格者は、65歳以上のアメリカ市民・65歳以上で5年以上アメリカに居住している永住権保持者。ソーシャルセキュリティーのメディケアを10年以上納めた人が対象。

【Medicaid(メディケイド) 】
低所得者を対象にした医療扶助制度です。運営をしているのは州ですので、受給資格や申請方法などの詳細が異なり、収入や財産に厳しい制限があります。
 

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母はどちらも申請できません。企業は、保険会社から医療保険を購入して従業員に提供しています。家族の加入は、配偶者またその子供(年齢制限あり)までで、私の扶養家族としては申請可能ではありません。個人で購入となると医療保険料も高額で、保険があっても大病となったらアメリカでは高額です。💦 アメリカで働く!アメリカ人と結婚する!など強い目的があったなら違ったかも。

日本暮らしのメリット・デメリット、そしてアメリカ暮らしのメリット・デメリットを比較しないと移住は簡単なものではありません。母にとってのメリット、日本暮らしの方が断然に大きいと予想してました。介護保険制度の恩恵を受けられたのは、一番大きかったと私は思います。私にはこれがありませんから😰。

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日本国籍を持ちながら、アメリカ暮らしをするようになって30年。私は、合法的にアメリカでの居住や仕事をする権利を与えられた永住権保持者ですが、アメリカ本土のImmigration(イミグレーション:入管管理局)を通過する時、しばしば『なんで市民権を取得しないの、こんなに長いのに(その時は20年を超えた頃)?』ただスマイルして通り過ぎてました(笑)。

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永住権保持者は、公的機関いわゆる公務員の仕事には応募不可・選挙権がないなどのリミットあるものの、大きな不都合を感じたことはありません。むしろアメリカ市民権を選択して、日本国内での制限を受けてしまうのは哀しい。それが市民権を選択しない、私の理由。

私がリタイアする時、どちらの国で暮らすことになるか未定。あっという間に、その時が来そうでヤバイです(笑)。


Happy Afternoon & Evening 🤗!

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